金仏壇(塗り仏壇・浄土真宗仏壇)の選び方

金仏壇は、日本の伝統工芸品でした。
ですから「金仏壇は、当然国産品」と思っている方が、多いのではないでしょうか。
しかし、現実には中国、ベトナムなどの海外製の金仏壇が、かなりたくさん日本に輸入されており、現在、全国で販売されている金仏壇の70%が、海外製の金仏壇です。
いまや中国の上海が、金仏壇の最大産地となり、国産品か海外製かを見分けるのも大変難しくなっています。
中国製のお仏壇を購入することが、決して悪いわけではありませんが、ただ、お仏壇は消耗品ではありません。
新品のうちは同じように見えても、時を経るに従って、手間をかけて作られたお仏壇と、そうでないお仏壇とでは、はっきり違いがあらわれてきます。
また本来金仏壇は、「お洗濯」といって修復ができるようになっていますが、最近の中国製の低価格のものは、修復できないものもあります。
それらを知らずに、単に大きさや価格だけでお仏壇を選んでしまったら、後で後悔することにもなりかねません。


そんな状況の中で、金仏壇を選ぶには、どうしたらよいのでしょうか?
まずは金仏壇とは何かを考えてみましょう。


金仏壇は、全体に黒の漆塗りが施され、内部に金箔が張ってある仏壇で、塗り仏壇とも呼ばれます。
浄土真宗の家では金仏壇を置いてあることが多いため、金仏壇は浄土真宗用だと思っている方がいますが、金仏壇は他のどの宗派でも使います。
全国各地に、江戸時代からの歴史を持つ金仏壇の産地があり、山形仏壇、新潟・白根仏壇、三条仏壇、長岡仏壇、飯山仏壇、名古屋仏壇、三河仏壇、金沢仏壇、七尾仏壇、彦根仏壇、京仏壇、大阪仏壇、広島仏壇、八女福島仏壇、川辺仏壇の15の産地が経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けてます。
各産地では古くから伝えられた、それぞれ独特な形式の金仏壇が作られています。
その独特な形式は、昔は地域性が強かったですが、いまは購入する人の好みが多様化してきて、全国どの地域からも購入されるようになりました。
伝統的な金仏壇の製造には、木地師きじし宮殿師くうでんし屋根師やねし)・彫刻師ちょうこくし塗り師ぬりし色師いろしきん箔押師ぱくおしし蒔絵師まきえし彩色師さいしきしかざり金具師かなぐし仕立師したてし組立師くみたてし)など、多くの職人の手を必要とします。
いまの各産地の金仏壇製造の現状は、産地の職人が全て伝統的材料と技法で作る伝統的工芸品から、量産型の製品まで、さまざまなスタイルがあります。


彦根仏壇 京仏壇 名古屋仏壇 大阪仏壇
広島仏壇 金沢仏壇 長岡仏壇

金仏壇を選ぶときは、まず次のことに注意しなくてはいけません。
金仏壇はそれぞれの宗派によって、内部の形に違いがあります。
浄土真宗用の金仏壇でも、本願寺派(お西)、大谷派(お東)、高田派など、宗派別に内部の形がそれぞれ異なります。
一般的にご本尊を安置する須弥壇上の宮殿の形が、それぞれの本山の形を模してありますので、自分の宗派に合った金仏壇を選ぶよう注意してください。

次に、金仏壇の価値の見分け方ですが、金仏壇の価値を構成する要素は、多岐にわたり非常に複雑です。

木地きじ
桧、松、杉、欅、合板、ボードなどが複合的に使われます。
伝統的には漆が使われてきましたが、現在ではカシューや化学塗料も使われます。
下地したじ
伝統的には胡粉ごふんにかわ下地したじ泥地どろじ)が使われてきましたが、現在では化学塗料による下地(ポリサーフェーサー)も使われます。
金箔きんぱく
金箔は製法により、縁付えんつけ箔とたちきり箔とがあります。金の純度によって、毛色もうしょく(純度が最も高い)から四号よんごうしょくまでがよく使われます。高級品には金粉を使うこともあります。
蒔絵まきえ
伝統的には磨き蒔絵、高蒔絵、平蒔絵がありますが、現在ではシルクスクリーン印刷技術も使われます。
彩色さいしき
濃い色を強調する極彩色ごくさいしきと、淡い色をつける淡彩たんさいしきとがあります。
彫刻ちょうこく
細かい彫刻を付け足した付け彫りと、一枚彫りとがあります。
かざり金具かなぐ
伝統的にはたがねを使って、銅や真鍮しんちゅうなどの金属を加工する手打ち技法がありますが、現在ではプレスやでんちゅうも使われます。
表面のメッキには、金メッキと消しメッキがあります。

これら材料的な価値の他に、職人の腕の良し悪し、職人がどれだけ手間をかけたかによって、金仏壇の価値は大きく違ってきます。
たとえば「塗り師」は、研磨された木材に漆を塗り、それを研ぐという作業を繰り返し繰り返し何度も行います。
漆を塗るという作業だけでも、とても繊細で難しい作業で、塗る漆の量が少し多くても少なくてもムラができてしまいます。
漆は温度や湿度によっても微妙に仕上がりが違ってくるので、天候にも細心の注意をはらわなくてはなりません。
どの工程にも、こうした職人の卓越した技が、たいへんな手間をかけて施されていきます。


金仏壇の価値を決める最も大きな要素は、職人がどれだけ手間をかけて作ったかにあります。ですから、小さい金仏壇の方が、大きい金仏壇よりも高いこともあるわけです。
新品のうちは同じように見えても、時を経るに従って、手間をかけて作られたお仏壇と、そうでないお仏壇とでは、はっきり違いがあらわれてきます。
また本来金仏壇は、「お洗濯」といって修復ができるようになっていますが、最近の中国製の低価格のものは、修復できないものもあります。
別に安い金仏壇を購入することが、悪いわけではありません。
ただ、低価格のものはどうしても傷みやすく、修復ができないこともある、という点を知ったうえで購入しないと、後悔することになってしまいます。


お仏壇は消耗品ではありません。普通の品物と違って、長い年数お使いいただくものです。
特にお仏壇は、天然の木を使っていますので、何年たってもアフターサービスをきちんとしてくれるお店で買うことが大切です。
信頼できるお店は、規模には関係ないものです。
大きくて有名なお店が、必ずしも良いとは限りませんし、小さくて無名であっても満足できるお店はたくさんあります。
良いお店に共通して言えることは、細かい気配りと誠実な対応があるということです。そして何より正直であることです。
どんなことでも、親切に相談に乗ってくれる仏壇店は、全国各産地にそう多くはありませんが、「仏壇屋 滝田商店」の仏事コーディネーター 滝田雅敏が、プロの目で推薦する仏壇店をご紹介します。




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