「仏壇屋 滝田商店」の仏事コーディネーター 滝田雅敏が
プロの目で推薦する、親切に相談に乗ってくれる仏壇店です。

武部元吉商店は、心斎橋から歩いて５分。
八幡筋の飲食店が立ち並ぶ、繁華街の真っただ中にある。
製造卸なので店先は雑然としているが、店内に入ると、大阪仏壇や唐木仏壇が並ぶ３階のショールームに案内してもらえる。
大阪仏壇は、５９３年に聖徳太子が四天王寺を建てた際、朝鮮半島の百済から技術者を呼び寄せ、大阪に住まわせたことが起源となった。
その後、１５世紀後半に石山本願寺が創建され、仏教が広まるのとともに、仏壇の産地が形成されたといわれている。
大阪仏壇は昭和５７年に、経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けた。
大阪仏壇は、漆を盛り上げて錺金具を打ったように見せる「高蒔絵」という技法や、彫刻の表面を彩る優美な彩色などを特徴としている。

３代目の武部匡志さんは語る

大阪仏壇の良いところは？

「やっぱり大阪の地が育んできた合理性っていうのか、使い勝手な良さがあります」

中国製の金仏壇をどう思いますか？

「大阪仏壇にとって非常に脅威ですね。いままでは海外製ということなく販売されておりましたが、これからは中国製と国内製ときっちりすみ分けて、共存共栄していけたらなと思います」

商売をしていてうれしかった事は？

「お客さんに喜んでもらえて、後から、ありがとう、よかったよと言うてもらえたら、ほんまにうれしいですね」

お仏壇の役割は？

「自分のために、まず拝んでもらうということでいいかなと思うんですよ。ご先祖の感謝のために拝むんやけど、それは自分の心の中の癒しっていうか、安らぎを求めるための、ひとつのツール。それと同時にご先祖の供養もできる、だから一石二鳥ですよね」

武部元吉商店は、心斎橋の大丸から歩いてすぐ。こんな所に仏壇屋が、と驚くぐらい賑やかな通りに面している。
もともと、一般の仏壇小売店に卸売りする問屋なので、店先はお世辞にもきれいとは言えないが、一歩店に入ると、弾けるような笑顔の社員が３階の展示場に案内してくれる。
卸問屋だが、一般の人にも販売してもらえるので、値打ちに購入を考えている方には、ぜひ一度覗いてみることをお薦めする。
先代社長は、大阪宗教用具商工協同組合の理事長として、仏壇職人の育成に力を注いでいたが、ＪＲ福知山線脱線事故により不慮の死を遂げられた。
「こないだちょっと私、辛い経験をしましたでしょ。いままで人の痛みっていうの、どちらかというと、よそ事みたいな感じやったんですけど、あれ以来、本当に人の痛みとして伝わってきますから、亡くされた方のお気持ちがちょっとでも癒されたらな、という気持ちがすごく強いんです。
お買い上げいただいたお客さんで、ありがとうね、毎日拝ましてもろうてるよ、て言われたら、僕ももらい泣きしてしまうんです。そういう意味で親父に、亡くなってまでいろいろ教えられたな」
何かをかみ締めるように語る武部さんに、お客様の心に寄り添う商売の姿勢を感じ、心の奥までゆったり落ち着いてくる。
修復の相談でも何でも、親身になって相談に乗ってくれるお店だ。

武部 匡志（たけべまさし）
／(株)武部元吉商店　代表取締役

生年月日

昭和36年6月15日生（丑年・ふたご座）

血液型

B型

略歴

昭和59年3月	桃山大学　 経営学部卒業
昭和59年4月	（株）吉田治市商店入社
昭和62年4月	（株）武部元吉商店入社

趣味

読書、古寺探訪、エレキギター

ニックネーム

マーチン

好きな言葉

「チャレンジスピリット」

武部元吉商店

〒542-0083／大阪府大阪市中央区東心斎橋2-5-13

TEL 06-6211-6046
FAX 06-6213-0888
http://www.takebe.com/
地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅 徒歩５分
営業時間／10:00〜17:00　日・祝祭日定休

お仏壇特別割引券をプリントして、
ご来店ください。

金仏壇、推薦店のことについては、
何でもお気軽にお問合わせください。