仏壇業界の危機


 現在、全国にある仏壇の小売店舗は 約7,000 から 8,000店 と言われております。
また、メーカーとしては唐木仏壇が、徳島、静岡、それに福島、東京、大阪を合わせて約300社、金仏壇に関しては秋田から鹿児島まで約500社ほどあります。
そして、それらの製品を取り扱っている問屋が、全国に数十社あります。

しかしながら、この数年間で仏壇の需要は急激に減少し、需給バランスが崩れてきました。
原因としては、バブル以降の低価格圧力から海外製品の輸入が急増した上に、平成9年からの消費不振で販売単価、数量が減少していることによります。
その結果、メーカーや小売店の倒産がしばしば発生するようになり、これまでの流通経路も乱れてきています。

 そして滞留した過剰在庫の仏壇が、異業種やバッタ業者にも流れるようになりました。
また仏壇製造の技術面でも、フィルム加工や木目印刷の技術が進んで、人工的な素材がプロでも間違えるくらいきれいに出来るようになり、一目見ただけでは天然素材と の見分けがつきにくくなりました。こうした工法で作られたお仏壇が中国から輸入され、日本国内で大量に流通し始めています。


 こうした種々の現象が一挙に進行しているなかで、従来の業界の仕組みやカタチが急速に崩壊してきています。
このような混乱が、消費者のみならず業者の不安を招き、強引な経営姿勢が社会問題になってきました。


[葬儀直後の訪問セールス]

数年前に次のような投書が新聞に掲載されました。

「遺族の悲しみかまわぬ商魂」

1月23日、食道ガンと半年闘った夫が黄泉の国へ旅立ちました。
翌日から、お墓の売り込み、贈答品業者、仏壇店、百貨店のご進物相談係の来訪が相次ぎました。 分厚いカタログを送りつけてくる、その種の業者の商魂には、すさまじいものがありました。 悲しみに浸る間もあらばこそ、あまりの電話攻勢に娘と二人、疲れ果ててしまいました。
夫の遺言で、密葬にしたにもかかわらずです。

業者さんたち、いい加減にして下さい。
少しは遺族の悲しみの心を思いやってください。
商魂ばかりが先立つ商売のやり方を反省して下さい。

また業界の消費者アンケートでも次のような意見が寄せられています。

  • 母の告別式の翌日、悲しみの中、仏壇業者が3社もきました。
    無神経もさることながら貴業界の姿勢に不信を感じました。

  • お線香をあげさせて下さいと言って訪問して来たので、夫が生前お世話になった方だと思ったら、仏壇の売り込みだったのでびっくりしました。人をだますような営業はやめて下さい。

われわれ業界にとって大変耳の痛い話ですが、次のような意見も寄せられています。

[倒産・廃業大処分のチラシ]

  • 新聞の折り込み広告がよく入りますが、極端な割引価格が書いてあり、不信を感じます。
  • 7割引、9割引の倒産品は、本当に安いのでしょうか?
    中国製の仏壇を高い価格表示をして、いかにも安くしてやるような二重価格の商法だとも聞きましたが本当でしょうか?
  • 展示即売会で仏壇を購入したが、なかなか修理に来てくれない。
    売る時はいい事を言うけど、買った後は知らん振りです。
  • チラシの価格が店によって違い、いろいろ見て回りましたが、結局頭が混乱しただけでした。

これらの消費者の声からわかるように、このような業者に問題があり、消費者はそうしたことで業界全体に対して不信感を抱いているのが実状です。

このような葬儀のすぐ後のぶしつけな訪問、迷惑な電話セ−ルス、不当な二重価格チラシなどの消費者の気持ちを踏みにじるような営業行為により、損をしてしまう消費者がこのまま増え続けていけば、仏壇業界がダメになってしまうと危機感を抱いているのは私だけでしょうか。

ではこのような状況の中、一般の消費者が安心してお仏壇を選ぶには、どうしたらよいのでしょうか?

お仏壇は、大切だった亡き人を供養し、あなたの心を支える特別な品物であり、仏壇店は、心の支えのお手伝いをするのが仕事であります。
お客様の立場に立った気配りと誠実な経営姿勢こそが、普通の商品とは違う、お仏壇という特別な品物を扱う仏壇店にとって一番大切であります。
やはりお仏壇は、不謹慎な訪問セ−ルスをしない、不当価格のチラシ広告をしない、信頼できるお店で選ぶことが、一番安心なのではないでしょうか。

それでは、その信頼できるお店を見つけるには、どうしたらよいでしょうか?

それは、面倒くさがらずに、少なくとも仏壇店を3店は見て回ることです。
そして必ず、大きいお店と小さいお店の両方をご覧になるとよいでしょう。
信頼できるというお店は、規模には関係ないものです。大きくて有名なお店が必ずしも良いとは限りませんし、小さくて無名であっても満足できるお店はたくさんあります。
良いお店に共通していえることは、細やかな気配りと誠実な対応があるという事です。
豊富な知識を持った仏事コーディネーターがいるお店を選ぶのも大切なポイントです。

また、何軒もお店を移動するのが大変だ、とお考えの方は、東京・浅草に仏壇通りがありますので、そこに行かれてみたらどうでしょう。
50軒の仏壇店が軒を連ねていますので、見て回るのにとても便利です。
あなたも3店回れば、きっとお仏壇と仏壇店の見分け方がわかってきます。
そして、気に入ったお仏壇に出会えるはずです。

しかし、それでも「よくわからない」と思っている方には、役立つ秘訣をお教えします。

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