「仏壇屋 滝田商店」の仏事コーディネーター 滝田雅敏が
プロの目で推薦する、親切に相談に乗ってくれる仏壇店です。

池田大仏堂の安江町店は、金沢駅から歩いて１０分。
金沢表参道（旧横安江町アーケード街）の東別院の前にある。近くには西別院もあり、仏壇屋が５軒も店を構えている通りだ。
創業が嘉永３年（1850年）という老舗らしい落ち着いた店構えの店内に入ると、素晴らしい金沢仏壇に目を見張る。豪華絢爛なその姿には、言うべき言葉もなく感動する。
金沢仏壇の始まりは17世紀まで遡ることができる。
金沢仏壇が作られるようになった背景には、室町時代に蓮如上人が北陸地方で浄土真宗の教えを広め、多くの人々の間で浄土真宗が信仰されていたことがある。
加賀藩主によってつくられた細工所からは、優れた工芸技術者が育ち、加賀藩が各家庭に仏壇を持つように勧めたことも大きく関与している。
加賀百万石と呼ばれる、豊かな財力に支えられた華やかな加賀文化があったことから、美しい金箔や蒔絵技術をふんだんに使った金沢仏壇が作られるようになった。
金沢仏壇は昭和５１年に、経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けた。
金沢仏壇の最大の特徴は、全国にその名を知られた、美術工芸品としての加賀蒔絵の技法を受け継いでいる蒔絵である。

６代目の池田典明さんは語る

金沢仏壇の良いところは？

「金箔の９９％は金沢で生産されてますので、上質な金箔が手に入りやすい。木地はホゾ組と呼ばれるはめ込み型式で、分解しやすいので修復の時に費用が少なくて済みます。それと何といっても、研ぎ出しの磨き蒔絵はきれいです」

中国製の金仏壇をどう思いますか？

「最近の中国製品は良くなってますね。お客様の産地のこだわりがなければ、取り扱っていかなくてはならないです」

商売をしていてうれしかった事は？

「お客様のお宅に、お仏壇を納めて喜んでいただく。その後お店に来ていただいた時に、また笑顔でお仏壇の話がでる。やっぱりうれしいですね」

お仏壇の役割は？

「家庭にお仏壇をお迎えして毎日手を合わせる。ご先祖に感謝し両親に感謝する。自分の周りの全ての人たちを、大切に思えるようになれれば最高ですね」

３階の仕事場では、塗りの職人さんや彫刻の職人さんが熱心に仕事をしていた。最近は修復の仕事も多いようで、修復途中の仏壇がいくつも置いてある。
金沢というと、栄華を極めた加賀百万石のイメージが強いが、金沢仏壇はまさにその栄華そのものだ。伝統工芸技術の集大成と言ってもいいだろう。
２階の展示場に案内されてちょっと驚いたが、豪華な金仏壇ではない、随分とすっきりした新しいデザインの仏壇が並んでいる。
数年前から池田さんが力を入れて制作している、新型の金沢仏壇の数々だ。
全国伝統的工芸品展の新デザイン部門で栄えある賞も受けた仏壇もある。
「デザインは新しくても、全てに伝統的な技法を施して作ってあるんですよ」
新しい創作仏壇に情熱を燃やす池田さんの話に、胸がわくわくするぐらいうれしくなる。
現代のライフスタイルにマッチする仏壇の相談なども、親切に応対してくれるお店なので、一度は覗いてみることをお薦めする。
市内にお香の専門店「香屋」も経営していて、お香やお線香の種類も充実している。

池田 典明（いけだのりあき）
／(株)池田大仏堂　代表取締役

生年月日

昭和25年4月18日生（寅年・おひつじ座）

血液型

B型

略歴

昭和48年3月	大阪商業大学 商経学部卒業
昭和48年4月	（株）池田大仏堂入社

趣味

登山、ゴルフ、香道

ニックネーム

イケちゃん

好きな言葉

「人にやさしく、自分に厳しく」

池田大仏堂

〒920-0854／石川県金沢市安江町5-7

TEL 076-222-5550
FAX 076-221-5221
ＪＲ「金沢」駅 徒歩１０分
営業時間／9:00〜18:00　火曜定休

武蔵店
石川県金沢市武蔵町10-1
TEL 076-231-6461

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ご来店ください。

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