法事・法要・供養・仏事Q&A

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Q 二つの法事が重なるときは?

A: 法事は原則として、一人の故人に対して一つの法事を行いますが、同じ年に二つの法事が重なる場合は、一度にまとめて行うこともあります。この場合、後から亡くなられた方の命日に合わせて行いますが、一周忌、三回忌はまだ日も浅いので、よほどの事情がない限り、まとめて行うことはしません。

Q 永代供養とは?

A: 永代供養とは、菩提寺に長年の供養に必要なお布施をして、毎年のお盆やお彼岸、命日などに、故人やご先祖の供養してもらうことです。施主が亡くなって子孫が途絶えても、菩提寺において、代々の住職が供養するので永代供養といいます。

Q 塔婆の意味は?

A: 年忌法要の時などにお墓の後ろに建てる塔婆は、卒塔婆(そとうば)ともいい、梵語で塔を意味し、五輪塔が刻まれています。五輪とは、仏教の宇宙観の五大要素「空風火水地」を示しており、塔婆供養を行うことは、故人が自然界の宇宙と同化し仏に成ることを意味しています。
故人の追善供養のための白木板の塔婆は、ご住職にお経をあげていただき、お墓の後ろの塔婆立てに建てます。
塔婆には、故人の戒名や供養の年月日、施主の名前などを書きますので、あらかじめご住職に依頼しておくことが必要です。お礼は「御塔婆料」といって、寺院によって金額が決まっている場合が多いです。
浄土真宗では塔婆はもちいません。

Q お彼岸とは?

A: 仏教では、彼岸(ひがん)というのは向こう岸に渡るという意味です。
本来は迷いのこの世(此岸(しがん))から、川の向こうの悟りの世界(彼岸)に渡ることを願って、行いを慎む期間とされていました。それが春分の日と秋分の日に結びつき、お墓参りや菩提寺にお参りして、故人やご先祖を供養する仏教行事として定着しました。
お彼岸は、春3月と秋9月の年2回あり、春分の日と秋分の日を「中日(ちゅうにち)」として前後3日間の7日間です。初日を「彼岸の入り」といい、最終日を「彼岸の明け」といいます。
多くの寺院では、この期間に、彼岸会(ひがんえ)と呼ばれる法要を営みます。

Q お盆とは?

A: お盆は、正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)といいます。
ご先祖や故人の霊が、一年に一度家に帰って来るといわれており、その霊を迎え供養する期間がお盆です。
東京では7月13日から7月16日、その他の地方では8月13日から8月16日に行われ、8月のお盆のことを旧盆とか月遅れのお盆といいます。
精霊棚(しょうりょうだな)(盆棚)やお仏壇に、精進料理を供えた仏膳(霊供膳)や、季節の物を供えてお盆のしつらえをし、盆提灯を飾ってご先祖や故人の霊をお迎えします。
一般的には13日の夕方に、家の前で焙烙(ほうろく)という素焼きの皿の上でおがらを焚いて、「迎え火」としてご先祖の霊を迎え、16日には再び火を焚いて「送り火」として送り出します。
地域によってはこの時期に、菩提寺のご住職が檀家を回ってお経をあげる、棚経(たなぎょう)も行われます。
浄土真宗では、迎え火で霊をお迎えする習わしはありません。盆棚は作らず、仏さまとご先祖に報恩感謝をささげます。

Q 新盆とは?

A: 故人が亡くなって四十九日の後、初めて迎えるお盆を新盆といい、「にいぼん・しんぼん・はつぼん」などと呼びます。
自宅で、家族や親族のほか、故人と縁の深かった方々を招いて、普段のお盆より特に丁寧に営みます。
新盆には普通の盆提灯のほかに、白い新盆用の提灯を飾ります。この白提灯を飾るのは新盆の時だけで、お盆が終わったら燃やして処分します。

Q お盆の仏教的意味は?

A: 仏教行事としてのお盆は、仏説盂蘭盆経(ぶっせつうらぼんきょう)に基づくものです。
お釈迦さまの弟子であった目連尊者が、餓鬼道に落ちて苦しんでる母親を、7月15日に多くの僧侶たちに供物を施し供養することによって、救い出すことができたという言い伝えによります。以来7月15日は、ご先祖や故人に報恩感謝をささげ供養をつむ重要な日になったのです。
また多くの寺院では、この時期に、餓鬼道や地獄に落ちて苦しんでいる霊を救うための施餓鬼会(せがきえ)と呼ばれる法要を営みます。

Q お盆のナスの牛の意味は?

A: お盆の時に、ご先祖の霊の乗り物として、キュウリの馬と、ナスの牛を供えるところがあります。
これはご先祖の霊が馬に乗って一刻も早くこの世に帰り、牛に乗ってゆっくりあの世へ戻って行くように、との願いを込めたものといわれています。

Q お寺の年中行事は?

A: 仏教の年中行事には、お彼岸やお盆のほかに次のようなものがあり、それぞれの寺院では法要が営まれます。
修正会(しゅうしょうえ)(1月1日から7日頃)
前年に積み重ねた悪行を反省し、新しく迎えた年を祝う法要を営みます。
涅槃会(ねはんえ)(2月15日)
お釈迦さまが亡くなった日で、その法要を営みます。
灌仏会(かんぶつえ)(4月8日)
お釈迦さまが生まれた日で、花まつりとも呼ばれ、その法要を営みます
施餓鬼会(せがきえ)(日にちは各寺院で異なります)
餓鬼道や地獄に落ちて苦しんでいる霊を救うための法要を営みます。
御会式(おえしき)(10月12日・13日)
日蓮宗の宗祖、日蓮聖人の忌日の法要を営みます。
報恩講(ほうおんこう)(日にちは各寺院で異なります)
浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の忌日の法要を営みます。
成道会(じょうどうえ)(12月8日)
お釈迦さまが悟りを開かれた日で、その法要を営みます。


Q 菩提寺、檀家とは?

A: 菩提寺(ぼだいじ)とは、先祖代々のお墓があったり、年忌法要などを営むお寺のことで、お寺とこのような関係にある人を檀家(だんか)といいます。
浄土真宗では、門徒(もんと)という呼び方を使っています。
全国のお寺のほとんどは檀家寺(だんかでら)ですが、檀家がなく信者だけのお寺もあります。
信者寺(しんじゃでら)は、仏教の信仰心を持つ信者がお参りに訪れるお寺で、厄除け、交通安全、商売繁盛などで全国的に信者をもつ場合もあります。
檀家寺と檀家の関係が生まれたのは、江戸時代のはじめからです。キリシタン禁制によって寺檀制という制度が生まれ、お寺は農村の戸籍係のような役目を果たすようになりました。その時からの関係が、いまもなお生きているのです。

Q 仏教の宗派は?

A: 仏教の主な宗派には、次のような宗派があります。
宗派によって、お仏壇に安置するご本尊やお経が異なります。
(宗派名をクリックすると、詳しい説明がご覧になれます。)
天台宗真言宗浄土宗真宗大谷派浄土真宗本願寺派時宗臨済宗曹洞宗日蓮宗

Q お寺の始まりは?

A: お寺の原語は、梵語の「テーラ」とされています。
寺とは中国の呼び方で、漢の時代には外国のお客を接待する役所のようなものでした。仏教の道場になったのは、ここにインドの僧侶二人が泊まったからとされています。
○○院の「院」とは、回廊を意味しており、もともとお寺の中に別舎として建てられていました。それをまとめて寺院と呼ぶようになりました。

Q なぜ山門と呼ぶか?

A: お寺の門のことを山門と呼びますが、お寺はもともと山に建てられたことからきています。後に平地であっても、お寺の門は山門と呼ぶようになりました。
また山門は、三門ともいい、これは三解脱門(さんげだつもん)を略したものです。
三解脱とは、さとりに入るための三つの要素のことで、寺の門はそれを象徴しているのです。

Q お寺の塔の意味は?

A: お寺には五重塔、多宝塔などさまざまな塔があります。
塔の原語は梵語の「ストゥーパ」で、天と地を結ぶという意味です。
ストゥーパは、お釈迦さまの遺骨を埋葬してその上に塔をつくったのが始まりです。
ストゥーパを漢字で書くと卒塔婆(そとうば)で、墓地に建てる塔婆も五重塔も意味は同じです。

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