仏壇の買い替えを検討しているあなたへ:買い替えのポイントと注意点

仏壇の買い替えを検討しているあなたへ:買い替えのポイントと注意点 仏壇について

「傷や汚れが目立つようになってきた」「置き場に困っている」など、さまざまな理由で仏壇の買い替えを検討する方は少なくありません。仏壇の買い替えはどのようなタイミング・プロセスで進めていけばよいのでしょうか。

この記事では、東京浅草にある滝田商店が仏壇の買い替えに関する疑問にお答えします。

仏壇を買い替えるタイミングはいつ?

なかには仏壇を新しくすることに対して気が引ける方もいらっしゃるようですが、仏壇の変更には「仏様や故人の自宅を新しくする」という意味があるため、買い替えを行うのは決して悪いことではありません。それでは、仏壇はいつ買い替えればよいのでしょうか。

まずは、仏壇を買い替えるタイミングについてみていきましょう。

仏壇の買い替えに適しているタイミング

仏壇を買い替えるタイミングに関しては、厳密な決まりはありません。仏壇の状態やライフスタイルに合わせ、お好みのタイミングで買い替えることが可能です。

特に仏壇を買い替える方が多いのは、次のようなタイミングです。

  • お盆やお彼岸
  • 仏壇の損傷や汚れが目立つようになったとき
  • 引っ越しやライフステージの変化があったとき
  • 仏壇を受け継ぐ子や孫の負担を軽減したいとき
  • 終活を行うとき

近年は仏壇をコンパクトなものに買い替え、家族が団らんするリビングに安置するケースも増えてきました。住宅の間取りやご家族のご希望の変化に応じて、仏壇の在り方も変化しつつあります。

仏壇を買い替える時期のサイン

次のようなことが気になり始めたら、仏壇を買い替えるべきサインだと考えられます。

  • 落ちない汚れが気になるとき
  • 損傷の修理が難しいとき
  • 安置場所に困るようになったとき
  • お手入れしやすい仏壇に変えたいと思ったとき

今お持ちの仏壇の状態や置き場でお困りになることがあれば、買い替えを検討してみるとよいでしょう。

仏壇を買い替える手順

仏壇は、正しい手順にのっとって買い替える必要があります。

以下で、仏壇を買い替えるときのプロセスをみていきましょう。

1.菩提寺に仏壇の買い替えを相談する

まずは、日ごろお世話になっている菩提寺(ぼだいじ)に仏壇を買い替える旨について相談しましょう。

宗派によって、用意すべき仏壇や仏具の種類は異なります。あとから買い直しやトラブルにつながることがないよう、事前に確認しておくことが大切です。

2.新しい仏壇を購入する

次に、新しい仏壇を購入します。

まずは、置き場やライフスタイルなどに応じて、新しい仏壇の大きさ(高さ×幅×奥行)やデザインをおおまかに決めておきましょう。そのうえで、仏壇・仏具店に直接足を運び、実物を見ながら納得のいく仏壇を決定することがおすすめです。

近年は、伝統的な仏壇のデザインにとらわれない家具調の「モダン仏壇」の人気が高まっています。コンパクトでおしゃれなモダン仏壇は、安置場所を選ばずお手入れもしやすいため、仏壇を買い替えるときの選択肢として注目を集めています。

モダン仏壇については、こちらの記事で詳しくご覧ください。

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3.「閉眼供養」と「開眼法要」を行う

古い仏壇を処分する前に、仏壇に宿っている仏様やご先祖様の魂を抜く「閉眼供養」を行いましょう。菩提寺や仏具店に仏壇の処分を依頼する場合は、供養と処分を一緒に行ってもらえることもあります。

新しい仏壇に本尊や位牌を祀って仏具を飾ったら、菩提寺の住職をお呼びして「開眼法要」を行いましょう。この儀式により、新しい仏壇に魂が込められた「礼拝の対象物」となります。

なお、閉眼供養や開眼法要が必要かどうかは、宗派によって異なります。お寺によっては「仏壇には魂が宿らない」と考えていたり、宗派によっては別の儀式が必要になったりするので、菩提寺に確認しておきましょう。

4.古い仏壇を処分する

供養が終わった仏壇は、適切な方法で処分します。仏壇の処分方法としては、次のような選択肢があります。

処分方法費用目安メリット
菩提寺1万~10万円
(お布施として)  
お焚き上げ供養をしてもらえる場合がある
仏壇・仏具店2万~10万円購入と処分を同時に依頼すると処分費が安くなる場合がある供養をしてもらえる場合がある
自治体500~2,000円費用が安い解体すれば無料回収も可能
リサイクルショップ要相談買取・無料回収してもらえる場合がある

上記の処分費用はあくまで目安なので、詳細は各処分先で確認してください。

古い仏壇を処分するときの注意点

古い仏壇を処分するときは、一緒に必要なものを捨ててしまわないように注意しましょう。

引き出しの中に位牌や遺影、通帳などを収納したまま処分に出してしまった場合、お手元に戻ってこない可能性があります。仏壇の中をすみずみまで確認し、空の状態で処分してください。

また、仏様や大切な方をお祀りしていた仏壇を勝手に処分すると、後々トラブルに発展するおそれがあります。ご家族や菩提寺とよく相談してから、処分方法を決定しましょう。仏壇の取り扱いに慣れている菩提寺や仏壇・仏具店に相談しながら処分すると、トラブルを予防できます。

仏壇の買い替えなら滝田商店へご相談ください

仏壇を買い替えることには、「仏様やご先祖様に新しい家に移っていただく」という意味があります。新しい仏壇に替えるのはとてもよいことなので、必要なタイミングで買い替えていただいて問題ありません。

ただし、仏壇を買い替えるときは正しいステップを踏む必要があるため、菩提寺や仏壇・仏具店と相談しながら進めることをおすすめします。 東京浅草の仏壇屋 滝田商店では、幅広い間取りやインテリア、ライフスタイルに応じた仏壇を豊富に取り扱っております。仏壇の買い替えに関するご相談も承っておりますので、気兼ねなくお問い合わせください。