お仏壇選びQ&A

お仏壇選びQ&A

お仏壇おまいりの心がけは?
お仏壇おまいりの意義は、今日の感謝と明日への活力を感じさせていただくことです。
仏教においては、生きている毎日こそが大切なのであって、その間に、悔いのない努力を精いっぱいすることと教えています。
亡くなったご先祖を供養することも大切ではありますが、もっと大切なことは、自分が生きている間、縁のある周りの人々に、仏さまのように本当にやさしくしてあげることができるかどうかで、その勇気を与えてくださるのがご本尊でありご先祖なのです。
そして、ご先祖に対して、心からの感謝の気持ちを持って、どうぞ今日一日見守っていてください、とお願いするのが、日常のおまいりの最も重要な心がけであります。
お仏壇は何のためにまつるのですか?
お仏壇は、大切だった亡き人やご先祖様を供養するためにまつります。
それと同時に、ご本尊をおまつりして仏教の教えに触れることも、お仏壇をまつる大切な目的です。
もともと人が亡くなったから必要というものではなく、祈りの象徴であると同時に精神的なよりどころなのです。
そしてそのお仏壇は、うれしいにつけ悲しいにつけ、あなたが亡き人と語らう場所となり、あなたやあなたの家族の幸せと繁栄を祈り、素直に心を開いて自分を見つめ直す心の支えの場所となります。
お仏壇はいつ頃購入するのが良いのでしょうか?
お仏壇をお求めになるのに、良い時期とか悪い時期とかはありません。
ご不幸があった場合は、四十九日の法要までにお求めになるのがよいでしょう。
それ以外は、お盆、お彼岸、年回忌、家の新築などを機縁としてお求めになる方が多いですが、思い立ったが吉日で時期はいつでもかまいません。
むしろ平常、達者なうちにお仏壇を安置して、心をこめておまいりすることが本義といえましょう。
家の新築の場合は、先にお仏壇を決めて、その大きさに合わせて仏間を造った方が納まりがよいです。
お仏壇を選ぶ際に、予算をあらかじめ決めておいた方が良いのでしょうか?
お仏壇に関する知識が少ない段階で、限られた価格帯に限定してお仏壇を見ても、おそらく高い物と安い物の作りの違いがよく理解できないと思います。
最初はあまりご予算に縛られずに、いろいろなお仏壇を見て、まずはお仏壇の良し悪しをじっくりと比較検討して下さい。
そして、最終的に「これなら納得!」と思えるお仏壇に出会えたら、後はご自身の懐具合と相談してお決め下さい。
お仏壇を選ぶときのポイントは何ですか?
まずは、全体の雰囲気を気に入ることが第一です。
次に木の材質、作り具合、彫刻という順番で見ていくと良いでしょう。
何軒かのお仏壇専門店を見て歩き、しっかりと説明をお聞きになることをお勧めします。
何軒か見て歩き、お仏壇の見方がひと通り理解できたら、後はご自身の感性を頼りにお選び下さい。
お仏壇の価格は何によって決まるのですか?
お仏壇の価格は、木の材質と作る職人の手間のかけ方によって決まります。
お仏壇はほとんど手造りなので、職人による技術の差が大きな違いとなります。
良い素材を選別し、腕のよい職人が手間をかければ、質の良い仏壇ができる代わりにコストは上がります。
逆にあまりにも安い仏壇には、何らかの理由があると考えなければなりません。
お仏壇は一生に一度のお買い物なので、じっくりと品質を見定めてご購入下さい。
お仏壇の表示価格は、基本的には仏壇本体のみで表示されていて、中に入れるご本尊、お位牌、仏具は含まれていません。
まずお仏壇を決めて、そのお仏壇に見合った仏具、お位牌、宗派に合わせたご本尊を決めていきます。
お仏壇にはどんな種類があるのですか?
形式の違いとしては、上置型仏壇、地袋付仏間用仏壇、台付型仏壇の3種類に分けることができます。

上置型仏壇は、高さが36センチ~88センチ位のもので、整理タンスやサイドボ-ドの上や、押し入れを上半分に使ったスペ-スに置くタイプの仏壇です。

地袋付仏間用仏壇は、高さが98センチ~131センチ位のもので、地袋が付いている仏間に置くタイプの仏壇です。

台付型仏壇は、高さが 106センチ~173センチ位のもので、仏間や床の間に下から置くタイプの仏壇です。壁を背にして畳の上に置くことも多く、座って落着いてお参りができます。

作り方の違いとしては、金仏壇、唐木仏壇、新型仏壇(家具調仏壇)、永久仏壇の4種類に分けられます。

金仏壇は、全体に黒の漆塗りが施され、内部に金箔が張ってある仏壇で、塗り仏壇と呼ばれることもあります。

唐木仏壇は、黒檀や紫檀などの銘木と呼ばれている木材の美しい木目を生かした仏壇です。

新型仏壇は、家具調仏壇とも呼ばれ、洋間に合わせた新しいデザインの仏壇です。

永久仏壇は、天然素材 100%のリビングにも合う小さい仏壇です。
唐木仏壇の材質にはどんな種類があるのですか?
唐木仏壇に使われている木材の種類は、黒檀や紫檀、桑、ウォ-ルナットなどの銘木と呼ばれている木材があります。
また表面材の使用工法の種類は、総無垢、無垢厚板張り、突板張り、木目印刷、プリントなどの工法があります。
お仏壇はどこに安置したらよいのですか?
お仏壇を置く向きは、仏教では十方どの方角にも仏さまはいらっしゃるので、方角に吉凶はありませんが、一般的には真北を向く北向きは避けて置く方が多いです。
また直射日光の当たる場所や湿気の多いところ、冷暖房の風が直接当たる場所は避け、毎日のおまいりがしやすい場所に安置するのがよいでしょう。
仏間があれば一番よいですが、床の間や押入れの上部、整理タンスの上、また居間のサイドボードなどの上に置いても構いません。
購入前に調べておくことがあれば教えて下さい。
お仏壇を安置する場所が決まったら、その場所の高さ、巾、奥行などをきちんと測ります。特に仏間に納める場合には、仏間の内側の寸法を正確に測っておきましょう。
お仏壇の扉は観音開きで両側に開きますので、本体の寸法だけでなく、扉を折り畳んで左右に開くスペースが必要となります。
もう一つ大切なことは、お寺の中心がご本尊であるように、お仏壇の中央にはご本尊を安置します。
ご本尊は菩提寺の宗派によってそれぞれ異なりますので、自分の家の宗派を確認しておくことが必要です。
その他に大切なことがあれば教えて下さい。
お仏壇を購入する際に、意外と見落とされがちなのが購入店のアフターサービスです。
お仏壇は長い年数お使いになるものですから、その間には、ついうっかり傷を付けてしまったり、木の伸縮などで不具合が生じることがあるかもしれません。
そんな時に、何年経っても快く修理を引き受けてくれるお店でないと、後々後悔することにもなりかねません。
そのお店がどこまで面倒を見てくれるのかは、購入の際にしっかり確認しておきたいポイントです。
安売り、売り切りの展示会などを利用する場合は、購入後のアフターケアについて特に注意して確認しましょう。

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