神道用数珠(男性用・女性用)・神道用念珠・神徒用・勾玉・京念珠

「私は神道なのですが、仏式の通夜・葬儀に参列する際に持って行く神道用の数珠はないのですか?」

数珠販売の専門店である当店に、そんなお問い合わせを多くいただくようになったことが、この神道用数珠をつくり上げるきっかけになりました。

多くの神職様にもご意見をいただきながら、伝統ある京念珠製造の技術を持つ京念珠製造師と共同開発した商品になります。

神道の形式によって行われる葬儀の神葬祭では数珠は使用しませんが、神道の方が仏式の通夜・葬儀・法事でお使いいただける神道用数珠でございます。

初詣、厄払い、厄除け、心願成就、開運、縁結びなどの祈願で神社へ参拝する際のお守りとしてもお使いいただけます。
神社、仏閣に存在するというパワースポットめぐりのお守りにも最適です。

神道用数珠のこだわり

国産の桧(ひのき)材を使用した主珠

300年以上の歴史を持つ法隆寺の建材にも使われており、世界最高レベルの耐久性があるといわれる桧(ひのき)材を主珠に使用しました。

桧(ひのき)は古くから仏閣や神社を建てる木材として用いられてきました。

日本最古の歴史書である日本書紀の中にも「桧は宮殿の建築材で使用しなさい」という記述があるほどで、伊勢神宮で20年に一度、社を新しく建て替える式年遷宮では大量の桧材が必要となるのも有名な話です。

仕上げた表面には美しい光沢とやさしい雰囲気があり、気分を落ち着かせるアロマ効果、抗菌効果があるともいわれています。

心が落ち着く癒しの香がほのかに香る国産の桧(ひのき)材を使用した主珠
美しい五色の房

陰陽五行説における天地万物を構成する五つの要素、木・火・土・金・水を表している「緑・赤・黄・白・紫」の五色で組み上げた房を使用してお仕立てしております。

神事の場で祭壇の左右に立てる神祭具の「真榊(まさかき)」でも、幡の色にこの緑・赤・黄・白・紫の五色を使用しています。

その他にも上棟祭で屋根の上に付けられる五色の吹き流しや、神輿渡御の五色旗など、神道祭祀の中には、陰陽五行説の要素を強く受けているものが多いといわれています。

陰陽五行説の要素を表した五色の房
幸者の石「勾玉」を使用した天珠

神話の世界から現代に伝わる装飾具の「勾玉」を天珠に使用しました。勾玉は幸運と魔除けのお守りとして、古代から身に付けられてきました。

古事記にはスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した後、勾玉を天照大神(あまてらすおおみのかみ)に献上され、これが三種の神器のひとつ「八尺瓊の勾玉」になったことが書かれています。

古代より勾玉には霊的な力が宿ると信じられ、現在でも多くの神社では神具として古代の勾玉を伝承しています。
神々の国、出雲で造られる勾玉は古代より朝廷に献上されるなど、神秘的で特別なものとして大切にされてきました。

2000年以上前からつくられている幸者の石「勾玉」を使用した天珠