十二支守り本尊(干支守り本尊)・厄除け守り本尊

人はそれぞれの生まれ年の干支によって、守り本尊が決まっていると言われています。
十二支守り本尊は古来より、厄除けや開運の守護仏として信仰されてきました。

十二支守り本尊は、千手観音菩薩(子年)、虚空蔵菩薩(丑・寅年)、文殊菩薩(卯年)、普賢菩薩(辰・巳年)、勢至菩薩(午年)、大日如来(未・申年)、不動明王(酉年)、阿弥陀如来(戌・亥年)です。

千手観音菩薩

子年生まれ
千手観音菩薩は広大無限の慈悲を持ち、広範囲に細やかに人々を救うと言われています。また、悩みを救い、願いを全てかなえてくれると言われています。

虚空蔵菩薩

丑・寅年生まれ
虚空蔵菩薩はあらゆる祈願に応えると言われています。また、無限に大きくどんな力にも打ち勝つ事ができる力を持ち、全ての福徳と智慧をさずけると言われています。

文殊菩薩

卯年生まれ
文殊菩薩は智・慧・証の徳を象徴する知恵を司り、永遠の幸福と智慧をさずけると言われています。

普賢菩薩

辰・巳年生まれ
普賢菩薩は慈悲行の究極である、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六つの力で人々を救い、延命の徳があると言われています。

勢至菩薩

午年生まれ
勢至菩薩は智慧の光明が盛んで、一切を照らし迷いを解く力が大きい智慧の象徴であり、人々をもろもろの苦難から救い出し、この上ない力を得させてくれると言われています。

大日如来

未・申年生まれ
大日如来は宇宙全体にたとえられ、宇宙の真理そのものの根本仏と言われています。また、大いなる智慧の光明で人々を照らし、平和と繁栄をもたらしてくれると言われています。

不動明王

酉年生まれ
不動明王は大日如来の化身で数ある明王の最高位にあり、右手の剣で迷いや邪悪な心を断ち切り、左手の綱で悪心をしばり良い心を起こさせると言われています。

阿弥陀如来

戌・亥年生まれ
阿弥陀如来は二十の光によって人々を悩みや苦しみから救い出してくれると言われています。また、御加護を祈れば困難を払い進路が開け、穏やかに暮らすことができると言われています。